姉とお墓

姉の運転で買い物。ついでにお墓に寄ってもらいました。夏ほどではないけれど、やはり10日もたてば花がしおれます。買ってきた花と替えて、石をきれいに拭いて、ひと段落。で、姉が、タバコを取り出しました。
一服するのか、と思ったら、「お父さんに」と、線香入れに立てました。私はタバコが大の苦手で、姉が私の部屋でタバコを吸っても、あとの臭いで気持ち悪くなるくらいですから、えー、と思いました。
でも、父は死ぬまでヘビースモーカーでしたから、喜んでいることでしょう。で「私、タバコやめなきゃ」だって。「じゃあ、おとうさんに宣言すれば」と言うと、「お墓でそんなこと、するもんじゃないわよ」て。
すぐ近くにいて、ほとんど墓参りをしたことのない人が、正論めいたことをいっても、説得力ないですね。で掃除も終わって「帰ろう」というので、「拝みなさいよ」。「あらあら」てな調子です、全く。
で、「のり婆ちゃん」て、おいおい、ここはのり婆ちゃんの墓じゃなくて、すま婆ちゃんの墓だよ。父方がのり子さん、母方がすまさん。ま、死んじゃったら、どっちでもいいか。名前なんて、生きてるときの区分けだもんね。
お墓に行くと、なんだか心が休まります。私もいつかいくところだけど、石じゃなくて、木を植えてほしい。なんの木がいいかな。樫とか椎とか、実のなる木がいいな。
「新宿は遥かなる墓標鳥渡る」福永耕二。秋になると、思い出す句です。カスピ海ヨーグルト

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